コンセプト

Web アクセス

EphemeralBot を通じて、ページ、検索、公開 API にアクセスします。

Web アクセスを使うと、エージェントが実行中にページの閲覧、Web 検索、公開 API の呼び出しを行えます。microVM 自体はインターネットに接続できません。すべてのリクエストは Ephemeral を経由し、Ephemeral が内容を確認したうえで EphemeralBot として送信し、記録します。

オンにする

Web アクセスは、実行またはワークフローで web を設定しない限りオフです。ダッシュボードのプレイグラウンドでは、自動的にオンになります。

JSON
"web": true

実行の対象を特定のサイトに限定するには、allow に列挙します。api.github.com はそのホストだけに一致します。*.github.com はすべてのサブドメインと github.com 自体に一致します。リダイレクトも同じリストと照合されます。Web 検索を使わない場合は、search を false に設定します。

JSON
"web": { "allow": ["api.github.com", "*.stripe.com"], "search": false }

ワークフローファイルでは、同じ設定を web: true と書くか、web: の下に allow と search を書きます。実行リクエストの web は、その実行に限ってワークフローの設定を置き換えます。

エージェントにできること

ツール動作
web_fetch任意のメソッド、ヘッダー、ボディでリクエストを送り、ステータスとレスポンスをテキストで返します。HTML ページは、リンクを含む読みやすいテキストに変換されます。長いレスポンスは 40,000 文字ずつに分けて返されます。実行がすでに取得したページの続きを読むのは無料です。
web_searchWeb を検索し、タイトル、URL、短い抜粋を持つ結果を最大 10 件返します。エージェントは、結果の全文を web_fetch で読み取ります。

どの実行のエージェントにも、マシンの仕組みが伝えられます。シェルにはネットワークがないため curl や pip install は失敗すること、Web にはこれらのツールでアクセスすることです。

Ephemeral が確認すること

  • 宛先が、ポート 80、443、8080、8443 のいずれかにあるパブリックなアドレスで、HTTP または HTTPS であり、実行の許可リストに含まれていること。リダイレクトは、最大 5 回まで、そのたびに再確認されます。
  • 安全性の分類器が、実行のタスクと照らし合わせて各リクエストを読み取り、システムへの攻撃、スパムや詐欺に見えるもの、タスクに必要のない宛先へのデータ送信を拒否します。分類器が応答できない場合、読み取りは続行され、データを変更しうるリクエストは、応答できるようになるまで拒否されます。
  • 1 回の実行で行える Web リクエストと検索は 50 回です。組織あたりでは 1 分間に 120 回まで、全顧客を合わせても 1 つのサイトに送れるのは 1 分間に 60 回までです。上限に達すると、エージェントに通知され、リクエストは送信されません。
  • リクエストのボディは最大 1 MiB で、レスポンスは 1 件あたり最大 10 MiB まで読み取ります。
  • リクエストは、サイトの robots.txt が EphemeralBot を名指しして定めるルールに従います。サイトの所有者が EphemeralBot を識別してブロックする方法は、EphemeralBot のページで説明しています。

拒否されたリクエストは理由とともに記録され、エージェントにも同じ理由が返されるため、エージェントは方針を変えられます。実行はそのまま続きます。

コスト

ホスト型サービスでは、リクエスト 1 回あたり $0.001、検索 1 回あたり $0.01 がかかります。どちらもモデル呼び出しと同様に実行の予算から差し引かれ、予算を超えるリクエストは拒否されます。拒否されたリクエストには課金されません。料金をご覧ください。

イベント

種類記録されるタイミング
web_requestリクエストが送信されたとき。メソッド、最終的な URL、ステータス、サイズ、所要時間、コスト、安全性スコア、リクエストに付けられたリクエスト ID を含みます。
web_search検索が実行されたとき。クエリ、返された結果の件数、コストを含みます。
web_refusedリクエストまたは検索が、送信前に拒否されたとき。理由を含みます。

認証情報

web_fetch は、エージェントが設定したヘッダーをそのまま送信します。そのため、エージェントが使う API キーは、実行とともに保存されるプロンプトか入力に含める必要があります。シークレットを使って呼び出す API には、接続のほうが適しています。シークレットは Ephemeral が保持し、エージェントが目にすることはありません。

Web アクセスは公開 Web 全体に届きます
許可リストがない場合、エージェントは、読み取った内容や入力に含まれる内容を、任意の公開サイトに送信できます。非公開のデータを扱う実行には許可リストを設定するか、Web アクセスをオフにして接続を使用してください。

セルフホストのインストール

エンジンは、自身のホストから Web リクエストを送信します。ほかのトラフィックと分けるには、EPHEMERAL_WEB_SOURCE_IP に、そのホスト上の別のアドレスを設定してください。Web 検索は INFERENCE_API_KEY の OpenRouter キーを使用します。ほかのプロバイダーでは、検索は利用できません。

安全性の分類器は、お使いの推論アカウントで動作するため、セルフホストのインストールではオフです。オンにするには、OpenRouter キーとともに EPHEMERAL_WEB_CLASSIFIER_MODEL=typesafe/jev-1.13 を設定します。オフのままでも、許可リスト、レート制限、ネットワークのルールは適用されます。

セルフホストのインストールでは、Web リクエストに課金されません。
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