はじめに

セキュリティとデータ

実行の分離方法、保存されるデータとその期間、問題の報告方法について。

実行がどのように分離されるか、認証情報をエージェントからどう遠ざけているか、何がどれだけの期間保存されるか、そして問題の報告方法をまとめたページです。ここで説明するのは ephemer.al のホスト型サービスです。 セルフホストのインストールでは同じエンジンをお客様自身のインフラストラクチャで実行するため、保持やプロバイダーの選択はお客様次第です。セルフホストを参照してください。

分離

境界仕組み
実行ごとに 1 台のマシンすべての実行は、固定のワーカーイメージから専用の microVM を起動します。実行が終わるとマシンは破棄され、いつ破棄が確認されたかが実行の記録に残ります。
存続期間マシンが存続できるのは、最長でも実行のタイムアウトに 1 分を加えた時間です(タイムアウトは 1〜3,600 秒)。実行をキャンセルしたり、タイムアウトしたりすると、マシンは破棄されます。
ネットワークワーカーはインターネットに直接アクセスできません。外部へのアクセスはすべて、接続を経由するか、実行に Web アクセスがある場合はそれを経由し、どちらも Ephemeral が確認します。
シェル既定ではオンです。shell を false にすると、エージェントは自分のファイルを読み、付与されたツールを使うことしかできません。オンの場合は、コマンドを実行し、作業用ディレクトリにファイルを書き込めますが、そのマシンにはネットワークも、お客様の認証情報もありません。
何も引き継がれない作業用ディレクトリはマシンとともに消えます。マウントしたファイルは読み取り専用です。マシン、ファイル、プロセスが実行間や組織間で共有されることはありません。

認証情報

  • 認証情報は、マシンに入りません。モデル呼び出しと接続へのリクエストは、その実行にだけ有効で、実行中にしか使えないトークンを付けて Ephemeral 経由で送られます。ワーカーに伝えられるのは各接続の名前、種類、ツール、指示だけで、URL やシークレットは伝えられません。
  • 許可するメソッドとツール。Ephemeral は、すべての呼び出しを実行に与えられた権限と照合します。HTTP 接続は allowed_methods、MCP サーバーは allowed_tools です。実行は保存済みの接続の権限を狭められますが、広げることはできません。
  • レスポンスから除去。Ephemeral は、実行の接続が持つ認証情報の値そのものを、レスポンス、イベント、出力から取り除いてから、エージェントや記録に渡します。取り除けるのは値そのもので、加工されたコピーは対象外です。
  • 保存時の暗号化。インライン認証情報を含む実行の定義と、OAuth トークンを含む保存済みの接続設定は、保存される前に暗号化されます。API キーとセッショントークンは、ハッシュとしてのみ保存されます。
  • 承認したアプリ。 OAuth でログインするアプリは、パスワードではなく、1 つの組織に対する有効期間 1 時間のアクセストークンと、更新のたびに入れ替わるリフレッシュトークンを受け取ります。どちらもハッシュとしてのみ保存され、承認したアプリはアカウントページでいつでも確認、取り消しできます。
タスクに書いたシークレットは、実行とともに保存されます
プロンプト、入力、インラインファイルは実行とともに保持され、Web アクセスのあるエージェントは、読んだ内容を公開 Web のどこにでも送れます。シークレットは接続に保管し、非公開のデータを扱う実行には Web の許可リストを設定してください。

Web アクセス

  • 実行が求めない限りオフです。リクエストはマシンではなく Ephemeral が EphemeralBot として送信します。サイトの所有者が識別してブロックできるよう、リクエスト ID と公開されたアドレスを使い、EphemeralBot 宛ての robots.txt のルールにも従います。
  • 到達できるのは公開アドレスだけです。プライベートアドレスと予約済みアドレスは拒否され、リダイレクトも再度確認されます。許可リストを使うと、実行を指定したサイトだけに限定できます。
  • 各リクエストは、攻撃、スパム、データの持ち出しがないか確認され、実行ごとにリクエスト数の上限があります。詳しい規則は Web アクセスを参照してください。

予算は厳格な上限です

実行を開始する前に、Ephemeral は予算の全額をお客様のクレジットから確保します。予算を超えるおそれのあるモデル呼び出しや Web リクエストは、送信される前に拒否され、使わなかった分の確保は後で解放されます。実行はmax_cost_micros を超えて支出できません。予算と請求を参照してください。

何がどれだけの期間保存されるか

データ保持期間
実行: 定義、出力、イベント実行の終了から 30 日後に削除されます。請求、コールバックの配信、マシンの後片付けが保留中の間だけ、それより長く保持されます。
ゼロデータ保持の実行実行 ID、組織、ステータス、タイムスタンプ、コストと使用量、汎用のエラー分類。イベントは実行の終了から数分後に削除されます。出力は 1 回だけ返され、遅くとも 1 時間後に削除されます。定義は保持されません。
アップロードしたファイル削除するまで保持されます。削除または置き換えたファイルがストレージから完全に消えるまでには、最長 30 日かかることがあります。
バックアップ30 日間。サービスから削除された実行が、バックアップにはさらに最長 30 日間残ることがあります。ゼロデータ保持のイベントと出力は、バックアップに一切含まれません。
アカウントと請求の記録プライバシーポリシーに記載のとおりです。メールアドレスを確認しなかったサインアップは、7 日後に削除されます。

ゼロデータ保持は、実行またはワークフローの設定です(zero_data_retention: true)。ホスト型サービスでは、こうした実行の料金は 10% 高くなり、その分も予算に含まれます。 実行を参照してください。

データは日本国内に保存され、通信時も保存時も暗号化されます。

モデルプロバイダー

モデル呼び出しは、エージェントが含めた内容とともに、お客様が選んだモデルを提供するプロバイダーに送られます。

  • ゼロデータ保持の実行は、リクエストを保持も学習もしないエンドポイントだけを使います。該当するエンドポイントがないモデルでは、何も確保される前に実行が 400 で拒否されます。Web の安全性チェックと検索は、すべての実行で、データを収集しないエンドポイントを使います。
  • それ以外の実行は、モデルのプロバイダー自身のデータポリシーのもとで処理されます。機密性の高い作業にはゼロデータ保持を使ってください。

サービスのホスティングと保護、支払いの処理(Stripe)、メールの送信、モデルの実行のために、少数のサービス提供事業者を利用しています。それぞれが受け取るのは、その役割に必要な内容だけです。詳しくはプライバシーポリシーを参照してください。

当社によるアクセス

Ephemeral のスタッフが顧客の記録にアクセスするのは、サポートの提供、サービスの安全の維持、請求の処理のためだけです。スタッフのアクセスには強力な認証が必要で、記録されます。ゼロデータ保持の実行には、確認できる内容が残りません。

アカウントのセキュリティ

項目仕組み
メールアドレスの確認アカウントでサインインできるのは、メールで届いたリンクを開いたあとだけです。
ボットと総当たりサインアップとパスワードの復旧はキャプチャで保護され、サインインに繰り返し失敗した場合もキャプチャが必要になります。認証に関するリクエストにはレート制限があります。
パスワード12 文字以上で、ハッシュとしてのみ保存されます。リセットリンクは 1 回だけ使え、30 分で失効します。パスワードをリセットするとすべてのセッションがサインアウトされ、変更すると他のセッションがサインアウトされます。
セッションセキュアな HttpOnly の Cookie に保持されます。サインアウトすると、セッションはすぐに終了します。
API キー表示されるのは 1 回だけで、すぐに無効化でき、ロールは member または admin です。admin キーでは、メンバー、キー、請求を管理できません。ロールとキーを参照してください。

問題の報告

脆弱性は、ダッシュボードのサポートから報告してください。リクエストを作成し、件名に「Security」と入れます。再現手順を書き、シークレットや他のお客様のデータは含めないでください。EphemeralBot による不正利用は、EphemeralBot のページのフォームから報告できます。アカウントは不要です。

このページが主張しないこと
Ephemeral は、いかなる認証や監査も受けていると主張しません。このページは、サービスがどのように構築され、運用されているかを説明したものです。
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